公認会計士に求められる対外的資質とは何なのかを知っておくと良いでしょう

公認会計士は、何が公認なのでしょうか。考えたことはありますか。英語ではCertified Public Accountant(CPA)です。ここでCertifiedは「保証された」との意味があります。公に認められた立場である公認会計士に求められる資質とは、どのようなものでしょうか。

公認会計士に求められる対外的資質とは何なのかを知っておくと良いでしょう

■独立性
公認会計士には独立性が不可欠です。もちろん顧客からの独立性です。安易な迎合はご法度です。また監督官庁からも独立性を保ちましょう。変な脅しに屈してもいけません。法律やルールに従うことを第一に考えましょう。さらに社内での独立性も重要です。

一匹狼ではいけませんが、自分のやることに誇りや自信を持ちましょう。独立性は、自分勝手、孤独、自由などとは別物ですよ。

■公平性
公平性も譲れない資質です。企業ごとに異なる対応をしてはいけません。ばれないだろうと思っていても、企業間のつながりはありますよ。変な噂が立つと、顧客から逃げられたり、訴えられることもあります。もちろん特定の企業に対して、立場を利用した無理な要請などをしてもいけません。

公認であるということは、行為それ自体が公器でもあるからです。

■コミュニケーション力
人間は機械ではありません。冷静な判断は必要ですが、お互いに心を通わせることが不正を防ぐ秘訣です。顧客企業と適度な距離を保つべきでしょうが、親しい間柄も築くべきでしょう。何でも相談できる関係性を日々のコミュニケーションにおいて培いましょう。

■正義とは何か
正義とは何か。常に問われることでしょう。とはいえ現実には、明確な定義など存在しません。その場、その時に応じて変わっていくものです。それでも公正性や独立性を保てるのか。それこそが正義なのかもしれません。

■誇りを持ちましょう
社会から公認される会計士となるためには、多様なことを身に付けることが重要です。特にぶれないこと。公認会計士としての誇りを常に持っていましょう。

公認会計士に求められる個人的資質とはどういったものになるのでしょうか

国家資格を有した人は、知識や技術は当然として、それに相応しい個人的資質を持っているべきです。そうして初めて、一人前の有資格者になります。では具体的に公認会計士が求められる個人的資質とは、どんなものがあるのでしょうか。

■情報を引き出す技術
公認会計士は、営業的要素も必要です。もちろん媚を売る必要はありませんが、親しい関係を築くべきです。そして顧客から上手く情報を引き出しましょう。そうした技術こそが、不正会計を防ぎ、見抜き、公正に監査を進める秘訣でもあるからです。

■正しい情報を見分ける能力
情報は足で稼げ!昭和のスタイルです。平成の今ならネット検索でしょうか。とはいえ正しい情報を入手しましょう。噂や口コミに流されてはいけません。孫引きではなく常に原典まで遡りましょう。情報を見分ける能力がないと、無用な恥をかくことになりますよ。

■自己研鑽する態度
日本公認会計士協会が行う研修会、企業が開催するセミナー、官公庁が主催する勉強会などへ積極的に参加して勉強しましょう。もちろん業務に支障のない範囲です。自己研鑽する態度が新たな発見を導いてくれます。同時に懇親会へも顔を出しましょう。

人とのつながりこそが士業成功の秘訣です。まさかの時に意外な人が助けてくれることもありますよ。

■自由な発想を持とう
有資格者としての拘りは大切です。しかし柔軟な対応も、これからの時代は不可欠です。凝り固まった公認会計士像に固執することなく、自由な発想を持ちましょう。顧客企業や社会が大きく変わっています。公認会計士といえども、それに合わせないと、取り残されてしまいますよ。

公認会計士に求められる個人的資質とはどういったものになるのでしょうか

■時には叱られてみましょう
難しい試験を経たあなたは、きっと優等生でしょう。これまで叱られた経験がないかもしれません。とはいえ時には叱られてみましょう。他人の意見に耳を傾ける姿勢が、新たなステップアップにつながるかもしれませんよ。

ソース★公認会計士の専門学校・予備校CPAで公認会計士試験に合格!実績・合格率で選ぶなら東京CPA会計学院! https://cpa-net.jp/

公認会計士の試験はやはり大変?

前述のとおり、司法試験や医師免許と同じような難易度の資格と言われる公認会計士試験、唯一の救いは「受験資格が厳しくない」ことです。司法試験を受験するには法科大学院か予備試験をパスしなければいけませんし、医師免許は医学部に通うことが必須となります。

その点、特に要件を設けていない公認会計士試験は、門戸自体は開かれているといえるでしょう。試験は短答式と論文式の2つに分かれます。年2回、通常は12月と5月に行われている短答式に合格した人のみが、論文式試験を受けることができます。論文式試験は8月の1回のみです。

現行の試験制度になったのが2006年度。これまで、仕事をしながら試験を受けていた人にも比較的合格しやすい制度設計がなされました。会計士を増やし、監査法人や会計事務所以外にも会計士を置くことを目指していたそうです。制度設計の恩恵から、合格者が3倍ほどに増えるなど、難易度は一度大きく下がりました。

しかし反面、この施策が思ったように雇用につながらず、試験をパスしても「公認会計士」として登録するために必要な実務経験をつめなかったり、公認会計士になったのに雇い先がない、といった事態を引き起こしてしまいました。現在では、1割程度の合格者となっており、もともと難関試験ですが、一時期と比べてもさらに合格しづらい試験となっていることは間違いありません。

公認会計士の試験はやはり大変

短答式・論文式の試験を通して、公認会計士試験で問われるのは、財務諸表を読み作成できるかという能力、管理会計の知識、監査の知識、関連税法の知識など、多岐にわたります。日商簿記1級なみの会計の知識、税理士にも匹敵する税法への理解度、それに加えて外部からそれを監査できるだけの法知識を備えていなければ、試験に合格することはできません。